済州でゆったりリフレッシュの旅~内陸編~제주여행



サリョニ林道(写真提供:済州市)

済州(チェジュ)の観光スポットといえば真っ先に思い浮かぶのが海ですが、済州の内陸部にも緑いっぱいの静かな森や一面に広がる花畑、有名建築家による作品など、たくさんの魅力的な観光スポットがあります。済州の海を楽しんだら今度は内陸部をめぐりながらゆったりとリフレッシュの旅をしてみませんか?

済州の森や花畑を歩こう

キム・ギョンスクひまわり農場⇒Cafe SEBA⇒サリョニ林道&シュリンプストア(フードトラック)

ひまわり畑の名所、「キム・ギョンスクひまわり農場」


キム・ギョンスクひまわり農場 (上段の写真提供:済州市)

済州市にあるキム・ギョンスクひまわり農場には、1万坪の畑に75万本のひまわりが咲いており、記念写真を撮るのにいいところです。小さなひまわりや、人の背よりも高いひまわり、八重咲き、花びらが赤いひまわりなど、様々な種類のひまわりが植えられています。ひまわり農場に入るときの3,000ウォンの入場券は、農場内で販売されている「ひまわりの種アイスクリーム」や「デコポンジュース」などを購入する際に3,000ウォン分の商品券として使用できます。

緑いっぱいの庭園を見ながら休息できる「Cafe SEBA(カフェセバ)」


Cafe SEBA
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キム・ギョンスクひまわり農場から車で15分ほどのところにあるCafe SEBAは、緑いっぱいの庭園を眺めながら休憩するのにいいところです。窓から穏やかな自然光が差し込み、長くいたくなるようなくつろげる空間です。人気メニューはモカポットラテやカプチーノ、自家製デコポンシロップを使ったドリンク。済州麦パンも人気があり、パンをハチミツに付けて食べると、素朴な甘さと香ばしさが口中に広がります。

森林浴が楽しめるウォーキングコース、サリョニ林道


サリョニ林道

済州にはたくさんのウォーキングコースがありますが、中でもフィトンチッドいっぱいのサリョニ林道は平坦な道なので気軽に歩くことができます。サリョニ林道は北側入口から南のプルグンオルム(寄生火山)側入口まで10キロほどあります。10キロのコースをすべて歩くのではなく少しだけ歩く場合は、南のプルグンオルム側入口からの入場がおすすめです。プルグンオルムの火山噴出による赤い土壌と緑色の森との対比が美しい場所で、すぐ前にバス停もあってアクセスも便利です。
フードトラック「シュリンプストア」

サリョニ林道のプルグンオルム側入口には、観光客が必ず足を止めるフードトラック「シュリンプストア」があります。ここの人気メニューは大きなエビにココナッツの衣をつけて揚げたココナッツコブラエビフライ。エビフライのテイクアウトボックスにはチーズスティックやエビチップも入っています。飲み物は、トルハルバンのユニークなペットボトルに入った済州産ニンジンジュースがおすすめです。林道のベンチに座って大自然の中で食べる香ばしいエビフライは、至福のひとときを運んでくれることでしょう。
キム・ギョンスクひまわり農場
  • 住所:済州特別自治道 済州市 繁栄路 854-1
  • 運営時間:9:00~19:00/休業日なし(事情により変更されることもあります)
  • 利用料金:3,000ウォン
Cafe SEBA
  • 住所:済州特別自治道 済州市 朝天邑 善屹東2キル 20-7
  • 運営時間:10:00~17:00/水曜日・日曜日休業
  • 主なメニュー:モカポットラテ・カプチーノ(6,000ウォン)、デコポンアイスティー(6,000ウォン)、麦パン(5,000ウォン)
サリョニ林道
  • 住所:済州特別自治道 西帰浦市 表善面 南朝路 1487-73(プルグンオルム入口)
  • 運営時間:常時運営(安全確保のため、日没前に退場されることをおすすめします)
シュリンプストア(フードトラック)
  • 住所:済州特別自治道 西帰浦市 表善面 南朝路 1487-73(プルグンオルム入口)
  • 運営時間:11:00~18:00(事情により変更されることもあります)
  • 主なメニュー:ココナッツコブラエビフライ(9,900ウォン)、手作りエビバーガー(4,900ウォン)

一度は見ておきたい、有名建築家が手掛けた建物

方舟教会⇒本態博物館

水上の教会、方舟(パンジュ)教会


方舟教会

済州には自然を取り入れた建築物があります。その中のひとつが伊丹潤氏が設計した方舟教会です。旧約聖書のノアの方舟をモチーフにしてつくられたこの教会は、その名の通り、水に浮かぶノアの方舟を連想させます。教会周りに張られた水の水平線は、不思議なことに遥か彼方に見える海の水平線へと繋がります。また、魚のうろこのような屋根は、光に当たると銀色、紺色、黒など、様々な色に輝きます。計算しつくされた美しさは、まさに見事の一言。なお、日曜日は数百人の信者が礼拝に訪れるため、訪れるのは平日がおすすめです。

安藤忠雄氏が設計した本態(ポンテ)博物館


本態博物館

本態博物館は世界的に有名な建築家である安藤忠雄氏が設計した建物です。済州にある安藤忠雄氏の作品としてはソプチコジのグラスハウスや維民(ユミン)美術館、西帰浦市の本態博物館があります。その中で本態博物館は比較的旅行客が少ないところですが、安藤氏らしさが窺える作品です。本態とは本来の様子という意味で、光、水、風を重要視する安藤氏の作品の特徴と済州の自然がひとつになり、美しい景観を醸しだしています。特に第1博物館から第2博物館へと続く美しい水の道は、本態博物館の自慢のひとつ。博物館ではナムジュン・パイクや草間彌生、ピカソ、サルバドール・ダリなど、有名な現代美術家の作品も鑑賞できます。
方舟教会
  • 住所:済州特別自治道 西帰浦市 安徳面 山麓南路 762番キル 13
  • 見学時間(本堂内部):10:00~16:00/月曜日は内部見学不可
本態博物館
  • 住所:済州特別自治道 西帰浦市 安徳面 山麓南路 762番キル 69
  • 運営時間:10:00~18:00(年中無休)
  • 利用料金:大人20,000ウォン
  • ホームページ:http://www.bontemuseum.com/main.php(韓・英)
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